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地域医療支援病院に求められる要件とは?紹介予約を効率化しよう!

地域医療支援病院では、地域における高度な医療を提供し、かかりつけ医と連携して地域医療を支援するためのさまざまな要件が求められます。

地域の医療施設との連携を強化するためには、医療機器や病床を共同利用することはもちろんのこと、紹介予約業務のプロセスを改善するシステムの導入も不可欠です。

この記事では、地域医療支援病院に求められる要件や紹介予約を効率化する方法を紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.地域医療支援病院とは
  2. 2.地域医療支援病院に求められる4つの要件
    1. 2.1.かかりつけ医との柔軟な連携
    2. 2.2.医療機器や設備の共同利用
    3. 2.3.検査・治療に24時間対応できる施設環境の整備
    4. 2.4.地域医療従事者に対する研修や勉強会の実施
  3. 3.地域医療支援病院におすすめする地域医療連携予約システム
    1. 3.1.紹介予約業務を効率化できる
    2. 3.2.24時間365日予約に対応できる
  4. 4.まとめ


地域医療支援病院とは

地域医療支援病院とは、特定の地域における入院治療や専門外来、救急医療などの中核を担う体制が整った病院のことです。

地域の医療施設の役割分担と連携の強化を担っており、紹介患者への医療の提供をはじめ、高度な医療機器や充実した病床の共同利用、地域の医療従事者に対する研修なども行い、かかりつけ医を支援します。

地域医療支援病院として承認されるには、施設の設備や機器、病床、提供する医療などの要件を満たす必要があります。


地域医療支援病院に求められる4つの要件

地域医療支援病院に求められる承認要件は、厚生労働省が策定した『地域医療支援病院の概要』で説明されています。承認要件の中でも特に重要な4つの事項について解説します。

かかりつけ医との柔軟な連携

地域医療支援病院は、地域のかかりつけ医と緊密な連携を取り、患者の適切な診療や転院をスムーズに行える体制が求められます。

地域の医療施設と連携を図れているかどうかは、かかりつけ医からの紹介率と、かかりつけ医への逆紹介率から判断できます。

  • 紹介率(%)=(紹介患者数+救急搬送者数)÷ 初診患者数 × 100
  • 逆紹介率(%)=(逆紹介患者数÷初診患者数)×100

出典:令和4年度診療報酬改定 Ⅰ-4 外来医療の機能分化等-③

具体的には、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

  • 地域医療支援病院紹介率が80%以上
  • 地域医療支援病院紹介率が65%以上で地域医療支援病院逆紹介率が40%以上
  • 地域医療支援病院紹介率が50%以上で地域医療支援病院逆紹介率が70%以上

出典:地域医療支援病院の見直しについて P.8

医療機器や設備の共同利用

地域医療支援病院で備えている高度な医療機器や充実した設備は、地域の複数の医療施設と共同利用することが求められます。

この要件は、地域全体の医療サービスの品質向上を促進するために設けられたものです。

例えば、特定の病院で専門家のリソースが足りない場合、他の病院の専門家を共同利用することで、高度な治療や診断が可能となります。

地域医療支援病院の主治医とかかりつけ医が共同で診療し、患者の治療方針を決定する開放型病床を提供するケースもあります。

検査・治療に24時間対応できる施設環境の整備

地域医療支援病院では、24時間体制で重症患者の検査・治療に対応できる施設環境の整備が必要です。

具体的には、集中治療室の整備や治療機器、救急用自動車の配備などが必要となり、通常の当直体制以外での医師やスタッフの確保も求められます。

地域医療従事者に対する研修や勉強会の実施

地域医療支援病院が主体となり、地域の医療従事者に対して研修や勉強会を実施していることも承認要件に含まれています。

研修や勉強会の内容は、専門的な分野における最新の治療法や手技、地域医療連携システムを使った情報共有の重要性、適切な紹介・逆紹介の方法などです。

地域の医療従事者全員が品質の高い医療サービスを提供するために、研修と勉強会は重要な役割を果たします。


地域医療支援病院におすすめする地域医療連携予約システム

地域医療支援病院として、かかりつけ医からの紹介にスムーズ対応したい場合におすすめされる解決策が地域医療連携予約システムです。

地域医療連携予約システムの特徴について、詳しく解説します。

紹介予約業務を効率化できる

地域医療連携予約システムは、地域医療連携の前方連携における紹介患者の予約受付、予約管理、診療予約、検査予約を簡単な操作で行なえます。

例えば、『地域医療連携システム e連携』を利用する場合、以下のような流れで紹介予約業務プロセスを効率化できます。

  1. e連携にかかりつけ医を事前登録する
  2. 患者の診察中、e連携から中核病院に紹介予約をする
  3. 中核病院は、e連携に登録された予約情報、患者情報を参照して診察に対応する

中核病院(地域医療支援病院)は、地域連携室に届く紹介予約をシステム上で管理できるため、FAXの送信や返書、電話による受付業務が大幅に軽減されます。

24時間365日予約に対応できる

地域医療連携予約システムは、病院にPC1台あれば導入できるため、専用のコンピュータや設備の導入コストが不要です。

地域のかかりつけ医からの診療予約や検査予約に対して、24時間365日対応することができ、病院休診日や時間外でも予約対応が可能です。また、地域医療連携予約システムによって、さまざまな便利機能が備わっています。

地域医療連携システム e連携』では、予約情報を診療科や検査項目毎にカレンダーに表示する機能や、予約日時の振り替え機能、PDFファイルでの予約票や紹介状の作成機能などが利用可能です。

さらにオプションで、地域の医療施設からの診療情報提供書のアップロードや、予約票のFAX送信機能なども付与できます。

地域医療連携予約システムを導入する際は、基本的な機能に加えて、施設の課題となっている業務を効率化できる機能が備わっているかに注目しましょう。


まとめ

この記事では、地域医療支援病院について以下の内容で説明しました。

  • 地域医療支援病院の概要
  • 地域医療支援病院で重要な4つの承認要件
  • 地域医療支援病院におすすめする地域医療連携予約システム

地域医療支援病院として承認されるには、高度な医療機器や病床の整備、24時間の医療体制、地域の医療施設との連携などが求められます。

紹介・逆紹介率の明確な要件なども設けられているため、地域医療支援病院を目指す医療施設では紹介予約業務のプロセス改善も検討する必要があります。

地域医療連携システム e連携』は、中核病院の地域医療連携室や地域のかかりつけ医などの声をもとに、15年という長い年月をかけて開発したシステムです。

地域医療連携の前方連携に含まれる紹介予約のプロセス改善に特化しており、シンプルかつ快適な操作性で予約管理の効率化を実現します。

地域医療支援病院での紹介予約に信頼性のあるシステムで対応されたい方は、ぜひこの機会に『地域医療連携システム e連携』の便利な機能やメリットが分かる資料を無料でダウンロードしてみてはいかがでしょうか。














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